損傷状況:
駐車場から左折をして出庫しようとした際、右前方に気を取られていた為、左側に立っていた鉄製のポールにを気づかずリヤドア・リヤフェンダー・リヤバンパー・アルミホイールをぶつけてしまいました。トヨタ クラウン(TOYOTA CROWN)は、新車で購入して2年半が経過したとは思えないほど、とても手入れが行き届いた綺麗なお車でしたので、オーナ様は「補修した経歴が解らないようにお願いします」という事で、車両保険を適用して仕上がり重視で作業させて頂きました。
修理内容:
トヨタ クラウン(TOYOTA CROWN)の板金作業に入る前に、板金作業の妨げとなる部品はもちろんの事、塗装作業の際にも細部まで完全な下地処理や塗り込みが行えるよう、リヤドアの装飾部品やリヤバンパー、テールランプ等の部品を取り外します。また今回は保険修理にて仕上がり重視ということから、リヤウィンドガラスものちほど取り外しを行います。
鉄板に無理な力や熱を加えないよう、適切なハンマリングを行い、慎重に損傷箇所の面出し板金作業を行っていきます。パテ痩せやパテ割れを防ぐため、極力パテを薄くする必要があり、この面出し作業に十分な時間をかけ丁寧に修復していきます。
パテを塗布後、研ぎ作業をおこない表面を平滑に成形していきます。各パテ塗布後は、必ず赤外線乾燥機にて強制乾燥を行います。この作業を確実に行うことで、パテの硬化不良や収縮などから起こる経年劣化を未然に防ぎます。
塗料の密着性、防錆性、シール性に優れた高品質なプライマーサフェーサーを塗布し、充分な加熱乾燥を行った後、歪みやラインの確認をしながら、最終研ぎ作業を行います。また、プライマーサフェーサー以外の旧塗膜も密着性向上やワックス成分除去の目的で足付け作業と呼ばれる研磨を行います。
最新鋭の塗装ブースを使用し、クリーンな空調、温度管理、スプレースーツの完全着用、万全なエアーブローとマスキングによるゴミ対策を徹底し、ベストな環境でトヨタ クラウン(TOYOTA CROWN)の塗装作業を進めていきます。塗装後は70度40分の強制乾燥を行うことで強度が増し、新車のような光沢が永年に渡り持続されます。
修理結果:
今回のトヨタ クラウン(TOYOTA CROWN)修理代は部品代と工賃を含めて総額315,204円でした。お客様は車両保険に加入されており、免責も0円でしたので負担金をお支払する事がなく、すべて保険扱いで修理する事できました。損傷の酷かったリヤフェンダーのへこみも交換せず綺麗に直り、大変御満足を頂く事ができました。この度は当社に修理の御用命を頂きまして誠にありがとうございました。