損傷状況：
左リヤドアは広範囲にわたり損傷し、鉄板が伸びてしまっている為新品部品に交換し、リヤフェンダーは車の事を第一に考えた最善の修理方法という事で、交換ではなく板金にて修理をさせて頂きました。また、アルミホイールとリヤバンパーは新品部品に交換させて頂くことになりました。
修理内容：
損傷したリヤドアとリヤバンパーは新品に交換する為に取り外し、左フロントドアの装飾部品（ドアミラー・ドアハンドル・モール類）やテールランプは塗装の際、細部にわたりしっかり塗り込みが行えるよう、取り外していきます。
新品のリヤドアを仮装着し、立付けの調整、開閉具合、クリアランスの確認を行っていきます。
仮合せした新品のリヤドアに合わせて、損傷したリヤフェンダーの板金を丁寧に行い、限界まで鉄板を元の状態に復元させていきます。
パテを薄く塗布し加熱乾燥後、平滑に研いでさらに面を成形していきます。
シール性・上塗り塗料の密着性に優れた高品質なプライマーサフェーサーを塗布し充分な加熱乾燥後、さらに水研ぎにて面を整えていきます。
新品ドアのパネル折り返し合わせ目に、専用シーラーガンを用いて、新車製造ライン同様の形状で、シーラー剤を充填していきます。プロが交換歴の有無を見極める第一の判断要因の為、如何に新車同様に再現するかがとても大事になってきます。
表面の塗装をする前に新品ドアの内側を塗装していきます。
裏面の塗装を終えたドアを装着し、現車による入念な色合せをおこなった後、ゴミやほこりを完全にシャットアウトする塗装ブース内にて、新車同様の塗装肌を忠実に再現しながら慎重に塗装し、その後ブース内を７０度に温度設定し加熱乾燥を行います。
修理結果：
今回、トヨタ イストに掛かった修理金額は再施工したG'ZOXボディコーティング代とリヤドア、リヤバンパー、アルミホイールなどの部品代を含め総額で275,670円となりましたが、幸いにもお客様は車両保険に加入されており、車両免責金額も0円でしたので負担金をお支払する事がなく、すべて保険扱いで修理する事できました。この度は数ある板金塗装工場のなかから当社に修理の御用命を頂きまして誠にありがとうございました。