損傷状況:
写真では判り難いですが、フォグランプ下部のコーナー部に擦り傷がついており、ラインも一部変形してしまっています。高額な修理方法のバンパー交換ではなく、修理でまったく問題なく対応できる損傷レベルです。
修理内容:
オービタルサンダーと呼ばれるエアーツールで崩れたラインを修復しながら、キズの箇所を削り落していきます。完全にキズを平滑に削り落さないと、納車後キズの痕跡が出ますので、見落としがないよう作業する必要があります。
バンパー素材のポリプロピレンは塗料の密着性が悪い為、密着性向上の目的で、専用密着材のプライマーを塗布したのち、サフェーサーを塗装していきます。その後十分な加熱乾燥を行い、サフェーサーの水研ぎを行っていきます。
現車による正確な色合せを行った後、塗装ブース内に車を入れ、専用養生紙を用いてマスキング作業を行なっていきます。その後カラーベース、パールベース、クリヤーコートと3工程の塗装を行い、バンパー中央のライセンスベースで隠れる部分でぼかし塗装(塗装した部分と塗装していない部分の境界部をまったく判らないように馴染ませる、いわゆるグラデーション塗装)を行っていきます。
修理結果:
今回、レクサス LS 460のバンパー 修理に掛かった費用は総額で3万円となりました。納車時には完成したお車を入念に確認して頂き、気にされていた色合いにも大変御満足頂き、喜んで頂くことができました。この度は数ある板金塗装工場の中から当社に修理の御用命を頂きまして誠にありがとうございました。