損傷状況:
山道へトヨタ クラウン アスリート(TOYOTA CROWN)でドライブに出かけた際、ハンドル操作を誤り、道路脇の溝に左フロントタイヤを脱輪させてしまいました。足廻りが損傷してしまい、左フロントフェンダーにもへこみができてしまいました。自費修理ということで中古部品があれば極力使用してくださいとのご要望でしたので、足廻りの部品は一部中古部品を使用し、フェンダーは新品パネルに交換という内容になりました。
修理内容:
今回の事故の衝撃で足廻りのどの部品まで損傷が及んでいるかを確認し、交換する部品を取り外していきます。
次にフェンダーの修理です。新品のパネルはこのように色も装飾品も無い状態で供給されます。
塗装ブース内にて、新品のフェンダーパネルの表面にプライマーサフェーサーを塗布します。
フェンダー裏面と内部も内板色を忠実に再現し塗装していきます。フェンダーの表面と裏面は本来色が異なっており、両面が同じボディ色であったり、裏面が新品パネル色のままだと交換してあるということがすぐにわかってしまいます。当社では隠れて見えなくなってしまう部分にもこだわりをもって作業します。
今回のトヨタ クラウン アスリート(TOYOTA CROWN)は2トーン色ですので、上色のホワイトパール色と下色のシルバー色の2色の色合わせをおこないます。
十分な加熱乾燥を終えたプライマーサフェーサーを耐水ペーパーを使用し、平滑に研いでいきます。
ぼかしパネルのフロントドアも付属品のモール類やドアミラー、ドアハンドルを取り外し、入念に下地処理をおこないます。
下地処理を終えたトヨタ クラウン アスリート(TOYOTA CROWN)に新品のフェンダーを装着し、いよいよ塗装ブースに入ります。
下色のシルバーを先に、上色のホワイトパール色をあとに塗装し、最後にクリヤーを2色同時に塗装します。
足廻りの交換作業をおこなったため、最後に四輪アライメントテスターで測定、調整をおこないます。
修理結果:
今回のトヨタ クラウン アスリート(TOYOTA CROWN)の修理代は、部品代と工賃を含めて総額238,665円になりました。お客様は車両保険に加入されておらず、全て自己負担となりましたが、足廻りの部品は中古部品を一部使用したため、通常よりも値段を抑えることができました。お客様には「思っていたよりも安く仕上げてもらいありがとうございます。」と大変喜んでいただくことができました。この度は当社に修理の御用命を頂きまして誠にありがとうございました。