損傷状況:
左リヤドアからリヤフェンダータイヤハウスにかけて擦り傷と、それに沿ってへこみと変形が生じてしまっています。幸いにもパネル交換ではなく、修理で問題ないレベルでしたので、板金修理にて対応させて頂く事になりました。
修理内容:
作業にあたり、まずはリヤフェンダー、リヤドアに付随するリヤバンパーやテールランプ、ドアアウターハンドル、モール類などの部品をすべて取り外していきます。また今回は色の違和感を無くし、完璧な修理を行っていく為、フロントドアにもぼかし塗装を行う上で、フロントドアの付属部品も取り外していきます。
正規の形状を正確に再現しながら、リヤフェンダーの板金を丁寧に行い、限界まで鉄板を元の状態に叩き出し、復元させていきます。
面出し板金作業を終えた鉄板表面にパテを塗布し加熱乾燥後、パネル形状に合せて研いで、さらに面を整えていきます。
塗料の密着性、防錆性、シール性に優れた高硬度の外資系、2液混合型サフェーサーを塗布し、充分な加熱乾燥後、アールやアーチラインの形状を入念に確認しながら、最終研ぎ作業を行います。
現車にて正確な色合せを行ったのち、塗装ブース内に車両を入れ、マスキング作業、脱脂作業終了後、現車同様の塗装肌を忠実に再現しながら慎重に塗装を行っていきます。マツダ車の塗装肌は特に再現が難しい為、ボディ側面の塗装肌が均一に綺麗に揃うよう、塗装の段階で実車本来の塗り肌に合わせる、高度な技術が要求されます。
修理結果:
マツダ CX-8のお客様は幸いにも車両保険に加入していた為、免責金額の5万円以外はすべて車両保険扱いで修理する事ができました。納車時には修理箇所を入念に確認して頂き、仕上がりに大変御満足頂き、喜んで頂く事ができました。この度は数ある板金塗装工場の中から当社に修理の御用命を頂きまして誠にありがとうございました。