塗装作業
【塗装作業】下地処理
(プライマーサフェーサー塗布)
塗装の仕上がりを左右するのは、下地処理といっても過言ではありません。当社では、塗料の密着性、防錆性、シール性に優れた高品質なプライマーサフェーサーを使用しており、赤外線放射温度計を利用し徹底した温度管理のもとで、赤外線乾燥機にて充分な加熱乾燥をおこなっておりますので、納車後に乾燥不良による艶引けなどのトラブルがありません。
(プライマーサフェーサー研ぎ、足付け作業)
充分な加熱乾燥を終えたプライマーサフェーサーを歪みやラインの確認をおこないながらペーパーを使用し表面の平滑処理をおこないます。仕上がりを左右するとても重要な工程です。
また、プライマーサフェーサー以外の旧塗膜も密着性向上やワックス成分除去の目的で足付け作業と呼ばれる研磨をおこないます。
この足付け作業をしっかりおこなわないと、塗膜の密着が悪く、剥がれてくるといったトラブルを引き起こしますので、細部まで入念におこないます。
【塗装作業】調色
当社では、関西ペイントのPGハイブリットエコ、日本ペイントのアドミラ、外資系塗料のスタンドックスという3メーカーの塗料を使用しており、お車に最適な塗料を選択して使用しております。車の色は1つのカラー番号でも何十通りものバリエーションが存在するため、実車に合った最適な塗色を比較できるよう全メーカーのカラーデータ集を完備しています。
厳選した塗色の配合データに基づき調合した色は、さらに実車の塗色に近づけるため、太陽光や人工太陽灯のもとで調色作業をおこないます。塗装職人の長年の経験と知識がものをいう難易度の高い工程です。
【塗装作業】マスキング
マスキング専用の養生紙を使用し、マスキング跡を残さないよう丁寧・確実なマスキングをおこなっています。また、各パネルの付属部品(モール類やレンズ類・ドアミラー・開閉ハンドル)などはすべて脱着することで、付属部品自体のマスキングの必要性をなくし、フロントガラスやリヤガラス、クォーターガラスのモール類は、脱着もしくは専用マスキング材を使用することで、細部まで塗り込みがおこなえ、マスキング跡を残しませんので、仕上がりが大変きれいになります。
【塗装作業】塗装
塗装は塗料の性能や性質、色合わせのレベルはもちろんのこと、下地処理や塗り方、スプレーガンの種類、塗装時の気温や湿度、空調状態や乾燥状態など様々な状況によって仕上がりは大きく左右されます。
当社では、最新鋭の外国製塗装ブースを使用し、クリーンな空調、温度管理、スプレースーツの完全着用、万全なエアーブローとマスキングによるゴミ対策を徹底し、ベストな環境で塗装作業を進めていきます。塗装後は70度40分の強制乾燥を行うことで強度が増し、最高の仕上りをお約束します。
【塗装作業】磨き仕上げ
塗装肌を崩さず、磨きキズを残さないよう最善の注意を払い、塗装面を仕上げていきます。
これら一つ一つの工程のこだわりが、新車同様の塗装肌と光沢を生み出し、お客様に喜ばれる最高の仕上がりを実現しています。