損傷状況:
衝撃の影響でレクサス GS350 の左リヤドアは広範囲に及びへこんでしまっている為、新品部品に交換し、リヤフェンダーはタイヤハウス付近が激しく損傷していますが、板金にて修理をする事になりました。
修理内容:
損傷したリヤドアは新品に交換する為に取り外し、リヤバンパー、テールランプ、フロントドアの装飾部品は塗装の際、細部にわたりしっかり塗り込みが行えるよう、すべて取り外していきます。
新品のドアを仮付けし、立付けの調整、開閉具合、クリアランスの確認を行っていきます。
極力パテを薄く済ませる為、鉄板の面出し作業に十分な時間をかけ、限界まで叩き出しによる板金作業を行っていきます。
パテを塗布し加熱乾燥後、平滑に研いでさらに面を整えていきます。
塗装ブース内で高品質なプライマーサフェーサーを塗布し、充分な加熱乾燥を行います。
わずかな歪みも見落とさないよう最善の注意を払い、最終研ぎ作業を行います。また、損傷個所以外の旧塗膜も塗料の密着性を高める為、細部にはわたり十分な足付け作業と呼ばれる研磨を行います。
肉持ち感があり、塗装表面が鏡面肌に近いレクサスの塗装肌と光沢を忠実に実現させるため、エアー圧や塗料の吐出量、スプレーガンの運行速度、ボディとスプレーガンの距離、シンナーの種類や量を微妙に変えながら、慎重にブース内にて塗装をおこなっていきます。もちろん塗装後は70℃40分の加熱乾燥を行うことで塗膜の強度が増し、新車のような光沢が永年に渡り持続されます。
修理結果:
今回、レクサス GS350 のお客様は車両保険に加入されており、免責も0円でしたので負担金をお支払する事がなく、すべて保険扱いで修理する事できました。損傷の酷かったリヤフェンダーのへこみも交換せず綺麗に直り、大変御満足して頂く事ができました。この度は数ある板金塗装工場のなかから当社に修理の御用命を頂きまして誠にありがとうございました。