損傷状況:
スーパーの駐車場から出庫しようとした際、対向車が来た為、小廻りをして曲ったところ、左脇にあった鉄製のポールを巻き込んでしまい、アウディ A3 (AUDI A3) の左リヤドア、リヤフェンダー、アルミホイールをぶつけてしまいました。リヤフェンダーのタイヤハウス付近はかなり広範囲にへこんでおり、アーチラインも完全につぶれてしまっていますが、お車のことを考え,交換ではなく板金にて修理させて頂くことになりました。
修理内容:
板金作業の妨げとなる部品はもちろんのこと、塗装の塗り込みや下地処理がしっかり行えるよう、リヤバンパー、テールランプ、クォーターガラス、ドアモール、ドアハンドルを取り外していきます。
アウディやフォルクスワーゲンのタイヤハウスアーチの鉄板折り返し部は特殊形状である為、損傷した鉄板を極限まで叩き出し、アーチラインを正確に再現する高度な板金技術が要求されます。
極限まで叩き出しを終えた鉄板のごくわずかな凹凸を取り除く為、パテを塗布し加熱乾燥後、さらに平滑に成形していきます。
プライマーサフェーサーを塗布後、加熱乾燥を行い完全硬化させます。わずかな歪みを見逃さないよう、ライン等も確認しながら慎重に最終研ぎ作業を行っていきます。仕上がりを左右するとても大切な工程です。
現車による正確な色合せを行ったのち、最新鋭の塗装ブースで塗装作業を進めていきます。塗装後は70度40分の加熱乾燥を行うことで強度が増し、新車のような光沢が永年に渡り持続されます。
修理結果:
今回アウディ A3 (AUDI A3) のお客様は車両保険に加入されており、車両免責も0円でしたので負担金をお支払する事がなく、すべて保険修理扱いで対応させて頂きました。納車時、お客様は修理箇所を入念に御覧になり、「色の違和感もなく、とても綺麗に直っています。あんなにひどくへこんでいたのが嘘のようですね」と大変御満足を頂くことができました。
この度は当社に修理の御用命を頂きまして誠にありがとうございました。