装着作業前:
エアロパーツ装着前のステップワゴン 24Zのフロント、リア廻りです。アフェクション製のデザイアのエアロパーツを装着することで、どのようなイメージに変わるのか大変楽しみです。
作業内容:
今回装着していく、アフェクション製デザイアのフロントハーフスポイラー、アイライン、リアテールガーニッシュ、リアウィングです。このようにほとんどのメーカーのエアロパーツは、FRP製の黒ゲルコートもしくは白ゲルコート仕上げで、無塗装の状態でメーカーから送られてきます。
まずはフロントバンパーを車両から取り外し、フォグランプ等の付属部品や純正のバンパースポイラーを分解していきます。
フロントハーフスポイラーの仮合せを行う為に、付属部品の分解を終えたフロントバンパーを再度車両に取り付けていきます。
純正のハーフスポイラーと同じようなフィッテング感に近づけられるよう、エアロパーツ自体を削り、取付け箇所を調整していきます。また取付ビス用の穴あけ加工もしていきます。
リア側もリアウィングを仮合せする為、純正のリアゲートスポイラーを取外していきます。
リアウィングを仮合せし、左右のバランスや取付面の接地具合等を確認し、フィッティング調整していきます。
リアテールガーニッシュも同様に左右のバランスを確認しながら、仮合せを行なっていきます。
今回、リヤウィングの取付け方法はエアロメーカーの取付要領書によると両面テープのみでの固定と書かれておりましたが、リアウィング自体、決して小振りではなく、さらにFRP製とは言え重量があり、高速走行時などにはかなりの空気抵抗も受ける為、今回は強力な両面テープの取付けと合せて、特殊ナットを埋め込みボルト止めでの固定を行なっていきます。
FRP製品特有の表面の細かな凹凸を平滑に研磨し、成形していきます。
さらにエアロパーツ自体の合わせ目や表面の細かな巣穴を埋める為パテを塗布し、さらに成形していきます。FRP製品は、妥協せずどれだけ下地処理に手間を掛けるかが仕上がりを左右しますので、時間を掛け慎重に行なっていきます。
塗装ブース内にてサフェーサーを塗布し、低温で加熱乾燥させます。今回は上塗り塗料の隠ぺい力を上げる目的と万が一、飛び石等で塗膜が欠けた際、下地がグレー色のサフェーサーだと目立ってしまう事を考慮し、ボディと同系色のカラーサフェーサーを選択していきます。
今回オーナー様の御要望で、純正のグリルメッキモールとエンブレムもボディ同色に塗装していきます。
メッキ部品は塗料の密着性が悪い為、細かい番手のペーパーでサンディングし、足付け作業をおこないます。
サフェーサーの加熱乾燥を終えたパーツを水研ぎし、さらに表面を整えていきます。
現車による入念な色合せを行い、ゴミや埃をシャットアウトする最新鋭の塗装ブース内にて塗装を行っていきます。塗装後はFRP製ですので低温で加熱乾燥を行っていきます。
アフェクション製の専用フォグランプをフロントハーフスポイラーに組込み、キズを付けないよう最善の注意を払いながら、純正フロントバンパーに装着していきます。ちなみに今回フォグランプリムはマットブラックで塗り分けを行い、フロントバンパーとの合わせ部の隙間には、純正のように完成度の高いエアロパーツに見える様、ラバーモールを装着していきます。
アイラインもヘッドライト表面を脱脂し、専用の両面テープで貼り付けていきます。
装着作業後:
今回、ホンダ ステップワゴンのエアロパーツ 塗装 取付けに掛った費用はエアロパーツ代を除いて168,000円となりました。お車引き渡し時には想像以上に迫力を増した変貌ぶりと完成度に大変喜んで頂き、御満足頂くことができました。この度は数ある板金塗装工場の中から当社に修理の御用命を頂きまして誠にありがとうございました。