損傷状況：
右のフロントドアからリヤドア、リヤフェンダーにかけていたずら傷が付けられてしまっており、特にリヤドアには数本の傷が付けられてしまっています。
またフロントバンパースポイラーにも蹴られたような痕跡があり、この損傷も今回は同一事故として保険会社が認定した為、同時に修理をおこなっていく事になりました。
修理内容：
傷の修理に入る前に、まずは細部にわたり下地処理や塗装の塗り込みがしっかり行えるよう、ドアに装着されている開閉ハンドル、ドアミラー、モール、ドアガーニッシュパネルや、バンパー、テールランプ、サイドステップ、クォーターガラス、後付けで装着してある社外製のオーバーフェンダーなど脱着可能な部品はすべて取り外していきます。
傷が完全に消えるまで塗膜を平滑に削っていきます。この段階で完全にキズを取り除かないと、納車後キズの痕跡が再発しますので、見落としが無いよう慎重に作業していく必要があります。
平滑に研磨した部分にシール性に優れた２液性のプライマーサフェーサーを塗装後、加熱乾燥をおこない、完全硬化させます。
フロントスポイラーも損傷個所の傷を平滑に削り落したのち、プライマーサフェーサーを塗装していきます。
現車による入念な色合せをおこなった後、ゴミやほこりを完全にシャットアウトする塗装ブース内にて、現車同様の塗装肌を忠実に再現しながら慎重に塗装し、その後ブース内を７０度に温度設定し加熱乾燥を行います。
今回はボディコーティング施工済のお車であった為、板金塗装作業完了後、Ｇ’ＺＯＸ ボディコーティングを施工させて頂きました。もちろん当社ではボディコーティング施工後もコーティング皮膜がしかっり定着するよう、ブース内で強制加熱乾燥を行っています。
修理結果：
今回のトヨタ ランドクルーザー シグナスに掛かった修理費用は工賃と交換部品代、ボディコーティング代を含めて総額395,908円となりました。幸いにもお客様は車両保険に加入されており、免責も0円でしたので負担金をお支払いする事がなく、保険等級も据え置きで修理する事ができました。
さらに今回お客様は当社が加盟している鈑金匠ネットのエネオスプリカ還元サービスを希望されましたので、19,500円分のエネオスプリカをプレゼントさせて頂きました。納車時には修理箇所を入念にチエックして頂き、仕上がりに大変御満足頂く事ができました。この度は数ある板金塗装工場の中から当社に修理の御用命を頂きまして誠にありがとうございました。