損傷状況:
リヤバンパーは幸いにも大きな変形が無く、擦り傷が付いてしまっている状況です。バンパーセンサーが内部で損傷を及んでないかが微妙なところです。
修理内容:
修理にあたり、まずは損傷したリヤバンパーを車両から取り外していきます。今回、リヤバンパーセンサーや内部に損傷が及んでいなかったのが、不幸中の幸いです。
車両から取り外したリヤバンパーはさらにセンサーやディフューザーカバーなどの装飾部品をすべて取り外し、バンパーフェイスカバーのみの状態にしていきます。
バンパー素材のポリプロピレン材は塗料の密着性が悪い為、密着性を高める専用プライマーを塗布後、サフェーサーを塗装し、充分な加熱乾燥を行った後、最終水研ぎ作業を行っていきます。
現車による正確な色合せを行なった後、塵やホコリを遮断する塗装ブース内で塗装を行っていきます。塗装作業が完了した後はブース内を70度に温度設定し、加熱乾燥をしっかり行うことで、塗膜の強度が増し、新車のような光沢が永年に渡り持続されます。
修理結果:
今回、メルセデスベンツ C200 (W205)のお客様は車両保険には加入していなかった為、全額自費扱いでの修理となってしまいましたが、納車時には修理箇所を入念に確認して頂き、「ぶつけたのが嘘のように、全くわからなく、綺麗に仕上がっています。」と大変御満足頂き、喜んで頂く事ができました。
この度は数ある板金塗装工場の中から当社に修理の御用命を頂きまして誠にありがとうございました。