損傷状況:
今回はホンダ NSX(HONDA NSX)の線キズ修理事例の紹介です。ある日車に乗ろうとした際、右ドアにいたずらされたと思われるキズがついているのを発見しました。お客様はいつ、どこでやられたのか全く記憶がないというこどでした。このような落書きやいたずらによるボディの損傷は、車両保険(一般条件又は車対車+Aのどちらでも)に加入している場合、車両保険を使っても等級が下がらず、次年度保険料が上がらずに修理する事ができます。すなわち、免責が0円の場合には、お客様の負担がなく修理することができます。コーティングもしてあり、色の退色も少なく、大変お手入れの行き届いたお車でしたので、最善の方法で修理をさせていただきました。
修理内容:
ホンダ NSX(HONDA NSX)の損傷パネルの付属部品を全て取り外します。こうすることで塗装の際、付属部品自体のマスキングの必要性がなくなり、細部にわたりしっかりと、塗り込みを行うことができます。
線キズ部分をキズが完全に消えるまで塗膜を平滑に削っていきます。赤色は隠ぺい性が悪い為、下地となるプライマーサフェーサーの段階で色の決まりを良くする為にカラーサフェーサーを使用します。
厳密な調色作業を施した後、新車同様の塗装肌と光沢を実現させるため、エアー圧や塗料の吐出量、スプレーガンの運行速度、ボディとスプレーガンの距離を微妙に変化させながら、慎重に塗り重ねていきます。塗装後は70度の熱で塗料を強制乾燥させることで光沢も肌も新車以上の仕上がりになります。
修理結果:
今回のホンダ NSX(HONDA NSX)の修理代はモール等の部品代と工賃、ボディーコーティングの再施工も含めて総額97,534円でした。お客様は車両保険に加入されており、免責も0円でしたので負担金をお支払する事がなく、保険等級も据え置きで、すべて保険扱いで修理する事できました。この度は当社に修理の御用命を頂きまして誠にありがとうございました。