損傷状況：
右フロントドア上部面には多数の深い、いたずら傷が付けられてしまっています。車にわざと傷をつける事自体が本当に信じられない行為です。
修理内容：
傷の修理に入る前にまずは、細部にわたり下地処理や塗装の塗り込みが行えるよう、ドアの開閉ハンドル、ドアミラー、サッシカバー、モール類を取り外していきます。
いたずら傷が完全に消えるまで塗膜を平滑に削っていきます。この段階で完全にキズを取り除かないと納車後キズの痕跡が再発しますので、見落とさないよう慎重に作業していく必要があります。
シール性に優れた２液性のプライマーサフェーサーを塗装後、加熱乾燥をおこない、完全硬化させます。
プライマーサフェーサーの研ぎ作業を行い、さらに損傷個所以外の旧塗膜も塗料の密着性を高める為、細部にわたり足付け作業と呼ばれる研磨を行います。
現車による入念な色合せをおこなった後、ゴミやほこりを完全にシャットアウトする塗装ブース内にて、新車同様の塗装肌を忠実に再現しながら慎重に塗装し、その後ブース内を７０度に温度設定し加熱乾燥を行います。
修理結果：
お車引き渡し時ホンダ 新型 オデッセイ アブソルートのオーナー様は修理箇所を入念に御覧になり、「あんなに酷かった傷が綺麗に全くわからなくなるもんですね。」と大変感動し、御満足を頂くことができました。さらに今回は当社が加盟している鈑金匠ネットのエネオスプリカ還元サービスを希望されましたので、エネオスプリカをプレゼントさせて頂きました。この度は数ある板金塗装工場の中から当社に板金塗装修理の御用命を頂きまして誠にありがとうございました。