損傷状況:
リヤドアの開閉ハンドルとモール部付近から損傷が始まっており、リヤフェンダーのタイヤハウスアーチライン上にキズが伸びてへこんでしまっています。リヤバンパーに損傷が無かったのが不幸中の幸いです。
修理内容:
損傷したドアの開閉ハンドルとプロテクターモールは新品部品に交換する為に取り外し、またリヤバンパー、テールランプ、ステップカバー、クォーターガラスは塗装の塗り込みや下地処理がしっかり行えるよう取り外していきます。
国産車とは違うメルセデスベンツ特有の丸みのあるラインやアール形状を鉄板の状態で復元していきます。
低収縮性のパテを薄く塗り、完全硬化させた後、手研ぎ作業にて平滑に整えていきます。
板金修正後、シール性、密着性に優れたサフェーサーを塗布し、十分な加熱乾燥後、さらに水研ぎにて面を整えていきます。逆アール部やアーチラインなどを現車同様に再現する必要がある為、作業の正確さが要求される大事な塗装前の最終下地工程です。
現車による正確な色合せを行った後、空気中のホコリを完全に遮断する塗装ブース内にて、メルセデスベンツ特有の塗装肌を忠実に再現しながら、塗装作業を行っていきます。
板金塗装作業完了後、入念な下地処理を施し、G’ZOX ボディコーティングを施工させて頂きました。もちろん当社ではボディコーティング施工後も、コーティング皮膜がしかっり定着するよう、ブース内で強制加熱乾燥を行っています。
修理結果:
今回メルセデス ベンツ E350 ステーションワゴン アバンギャルド のお客様は車両保険に加入されており、板金塗装の修理代と再施工したガラス系のボディコーティング代も含め、全て保険対応にて修理する事できました。またお車引き渡し時には、仕上がりに大変御満足して頂き、喜んで頂く事ができました。この度は数ある板金塗装工場の中から当社に修理の御依頼を頂きまして誠にありがとうございました。